ハンドドリップで「なんか酸っぱい」「なんか苦い」という経験はありませんか。原因の多くは水温にあります。同じ豆、同じ量、同じ時間でも、水温が5度違うだけで味は大きく変わります。

水温と抽出の関係

水温が高いほど、豆の成分が早く溶け出します。高温では苦みや渋みも出やすくなります。低温では酸味が際立ち、甘みが出にくくなることがあります。適切な温度は豆の焙煎度によって変わります。浅煎りには高め(90〜93度)、深煎りには低め(83〜87度)が一般的な目安です。

浅煎りの場合

エチオピア・イルガチェフェのような浅煎り豆は、低温で淹れると酸味が強くなりすぎることがあります。Quay Blendfieldでは88〜90度を推奨しています。高めの温度で淹れることで、酸味の中に甘みとフローラルな香りが出てきます。家でやるなら、沸騰したお湯を30秒ほど別の容器に移してから使うと、だいたい90度前後になります。

家での温度管理

温度計がなくても、ある程度の調整はできます。沸騰直後は約100度。1分放置で約95度、2分で約90度、3分で約85度が目安です(室温や容器によって変わります)。温度計を一本持っておくと、再現性が上がります。1,000円以下で買えるデジタル温度計で十分です。

毎月のワークショップでは、水温の飲み比べを実際にやっています。数字で説明するより、飲んだ方が早い。よくある質問にワークショップの詳細を書いています。